この炭鉱島にふさわしい文章を写真一枚一枚につき考え、そしていつかじっくり書く時間がないものかと思っているうちに一年以上経過してしまいました!理系大学生がバイトするともう時間無いねコレ!ってことで申し訳ありませんが数枚を除き写真と短いキャプションのみ投稿します。写真だけ眠らせててもよくないので!
写真撮影時とブロク掲載時に一年以上差が開いております。また、軍艦島の建造物は損傷が激しく、また基本的に補修や補強が現状望ましくないとされているため現在の状態は写真と大きく変化している可能性が大いにありますので、そこだけお気をつけください!
まず一枚どうしてもこれだけはしっかり紹介したい写真から。

第二竪坑へ行くために設けられた桟橋への階段です。この写真を見ると今にも崩れそうな階段と思うかもしれません。初めて見たときの自分もそうでした。ですが、そんな簡単に崩れていい場所ではないということを聞かされます。
こちらは軍艦島の主力竪坑、第二竪坑の入口。仕事前に最後の煙草を吸ったら、この階段の下でチェック(危険物を所持していないかなど。もちろん炭鉱内は火気厳禁故。)を受け階段を登ってエレベーターに乗り、炭鉱へ。
炭鉱までの最大616mを凄まじいスピードで降りるエレベーターの中で失神する人も少なくなかったようです。
坑内は気温44℃前後、湿度96%前後だったようで、サウナを想像していただければその過酷さに近いものが想像できますがそれでも実際に及ばないでしょう。
この階段を自分の足で登り炭鉱に向かったものの、何らかの理由(事故その他)により、自分の足で降りてこれなかった者の数は、215名にのぼるという。
それゆえにこちらの階段は「いのちの階段」と呼ばれているそうです。
生半可な覚悟で上がっていい階段ではないと。
一回一回登るたびにもう二度と降りられないかもしれないという覚悟を決めて登ったのだと思います。
それでも覚悟を決めて彼らは階段を登り続けた。なぜなら彼らには家族がいたからなのでしょうね。
そんな想いを背負い続けたこの階段は彼らの靴に付いた石炭で黒く染まっていった。

そして、そこに想いがあるからこそこの階段の黒さは雨が降ろうが波が当たろうが消えることなく、どんなに足場が脆くても、階段が崩れることはないのだとガイドさんが語ってくださいました。
この話だけは、しっかり紹介させていただきたかったので長くなりましたが書かせていただきました。
そのほかの写真は以下になります。






























