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書くたび言ってますがお久しぶりでございます。
去年の9月の旅行の話を昨日の話のようにしますが、これを読んでくれる皆様はもっと昔の話をしてることになると思うので気にしたら負けです。
実は2019年も懲りずに大阪伊丹空港に行ってました。神戸→大阪→名古屋というふうに移動したので神戸観光や名古屋は・・・ずっとセントレア(中部国際空港)にいましたが観光しました。
“練炭”写真が撮れました。
…はい、ということでアイキャチにもしている今回の私の自信作がこちら。
あまり書くことも少ないのでいきなり写真ですが、エンジン後方に噴出する炎がきれいに出ていますね(自画自賛)。
航空機写真界隈ではこのような炎を“練炭”と通称しています。実は飛行機のエンジンは個体差があるので、「”一部の飛行機”が離陸滑走を始めた瞬間」に観られます。モノによって見られる時間の長さも様々ですがたいてい一秒未満です。
このような特性から、慣れるまでこの「炎」を写真に捉えるのは結構難しかったりします。慣れたら写り気にしなけりゃバンバン撮れます。この日は日が暮れてからずっと千里川土手でこれを撮るために写真撮ってましたがマトモなのは最後の方でやっと撮れたコレ一枚だけでした。
最近、私の大阪旅行は二日丸々千里川土手に居座る日程を組みがちなんですが、今回も例の通り二日千里川土手に居座りまして、二日目夜にはこんな風の写真がある程度安定して撮れるようになってました。
それがこちら、縦構図。ちなみにコレを本気で狙いたい場合広帯域無線機を使用して管制塔のエアバンドを聞くことをお勧めします。離陸のために出力を上げた瞬間にしか発生しないので、エンジン音を頼りにしていると音が遅すぎたりします。
…ということでどうしても最初に出したい二枚の写真も出しましたし…
そろそろ旅行の話をしましょうか。
0日目: バイト終わりの羽田空港、地獄の前日入り
お気づきいただけただろうか、水平尾翼そのものが動いていることに。
ところでテーマによってはギャラリーにすると撮影情報見れるんですね。
もう二度とやりたくない事。それは「羽田空港前日入り」である。
こうなった経緯を軽く説明すると、私はよく「羽田を6時代前半に出発する飛行機」に搭乗する。しかし自宅から乗るためには「高速バスの始発」に乗る必要があり、リスクが高い。また、前日23時までバイトのシフトが決まっていたので、「ろくに寝ないまま朝に空港行くより、夜に空港行って空港で寝よう。」なんてことを考えてしまった。
今思えば実に愚かである。確かに羽田空港は国際線ターミナルに限り24時間開放されているためベンチ等で寝れるが、同じ思考の人がベンチを埋め尽くしている事を考えていなかった。
結果、展望デッキ、つまり外のベンチで寝られずに朝を待つことになった。寒い時期じゃなくて本当によかった。暇を持て余した結果撮った写真が上の2枚である。
スタビライザートリムってなんだ
飛行機の水平尾翼の後縁がパタパタ動く事を知っている人は結構多いかもしれない。エレベーターと言って飛行機の向きを上下に変更する役割を持つ。知らない人は今度空港で動き出した飛行機の後ろの方を注視してみるといいだろう。
エレベーターはパイロットが操縦桿を戻せば元に戻る。この時、飛行機は水平に戻ろうとする。よって、例えばずっと上昇し続けなければいけない時、ずっと操縦桿を引っ張り続けなくてはいけないのだが、コレはしんどい。
この時に使われるのがスタビライザートリムである。まあ簡単に言ってしまえば、「垂直尾翼そのものを動かして、操縦桿を引き続けているのと同じ状態にしてしまおう」という装置である。
が、地上ではほとんど動かされず、かつ変化が微妙なので、自分も写真を撮った後に並べて見て動いてたことに初めて気づいたのだ。そういう写真。結構パタパタ動くでしょ。おそらく到着時の設定から出発向けの設定に変更したのだろう。
1日目: 劇寒六甲山
神戸観光をする方々に伝えたい。夏だろうとなんだろうと六甲山や摩耶山の展望台へ行くなら防寒着は必ず持っていった方がいい。
「日帰り有馬温泉に行こう。」そう思っていた1日目、神戸のハーバーランドにあるSTREAMER COFFEE COMPANYってカフェで時間を潰しすぎて有馬温泉の滞在可能時間がめちゃめちゃ短くなっていた。
おまけにそのまま六甲山に行こうとしていたために、18:10発の六甲有馬ロープウェイに乗らなくてはならないので急いで温泉に向かう。
今思えばこの日は割と運に恵まれていなかった。各スポットの説明はここでは省かせてもらう。
- そもそも、本当は掬星台に行きたかったのだが“まやビューライン”は火曜定休 (コレ重要。神戸観光の計画の際には頭に入れておこう。) だったことに気づく。
- 急遽六甲山に変更ついでに有馬温泉へ寄ろうと思ったが有馬温泉への交通アクセスは終電が早いことに気づく。
- ギリギリ着いたがアクセスがいい金の湯がメンテ中で入れない。
- 銀の湯へ着いたらロープウェイの時間的に入浴可能時間が30分だった。
そんなこんなでとっとと温泉から上がって飲んだ有馬温泉 てつぽう水サイダーは美味しかったのでお勧め。
で、六甲有馬ロープウェイに飛び乗って (と言っても結局最終ロープウェイの一本前に乗れた。) 六甲山に着いた瞬間嫌な予感がした。
「あれ、既に寒いんだが。」
おかしい。羽織るものは持っていたが、そんなもの着なくても三宮駅やハーバーランド周辺を歩いている時は普通に暖かかったはずだ。ていうか外で川崎重工業神戸工場第4ドックを眺めながらちょっと寝てた。高さもそれほど高く上がった感じもしない。だが寒い。羽織っても寒い。
結局どうなったかだけ言うと「割とマジで死ぬかと思った」
お土産屋等を転々としてなんとか寒さを耐え凌ぎ、日没と同時に急いで撮った夜景がコレ。
寒さに手を震わせて三脚なしで撮ったんですけど1/20秒で普通に撮っても手ブレ無いのでZ6のセンサーシフト手ブレ補正はすごいですね。この後体調を崩して朦朧とした意識で吉野家で食った牛丼は美味かった。牛丼はいつだって早くて安くて美味い。ただ、ホテルの記憶が無い。
2日目: いつもの千里川土手その1
もう夏の終わりにここに来るのも4年目ですので慣れたものです。2年目までは伊丹スカイパークにも行ってましたが今年は千里川土手で丸二日潰すつもりで来ました。
阪急曽根駅から歩いて15分程度。この距離だって京浜島つばさ公園に行くようになってからむしろ「近いな」と思うようになった。京浜島つばさ公園は昭和島駅から30分歩きます。
ということで先に載せた2枚以外のいい感じの4枚を。
3日目: いつもの千里川土手その2
写真は上に纏めてしまったので余談だけします。
プリキュア プリティストア大阪本店
3日目も千里川土手に行こうと思いながらなんとなくTwitterをしていたら衝撃のニュースが。
幸運とはこのことか。私は偶然大阪にいるのです。キュアフローラの勇姿を観に行こうと、プリティストアに寄ることに。
ということで撮ってきました!キュアフローラ!2年半お疲れ様!
そしてスター☆トゥインクルプリキュアのパネルもあったので撮ってきました。そう、この時はまだ、スター☆トゥインクルプリキュアにあれほど泣いて、あれほど感謝することになるとは思ってなかったです。スター☆トゥインクルプリキュアに関しては・・・次の記事ですかね。
ダイワロイヤルホテル D−CITYはいいぞ
そういえば今回大阪で宿泊したホテル、主に内装がすごくよかったので紹介しておきます。こんな感じに統一感の取れた青色の内装好きです。
詳細はこちら↓
4日目: 私はセントレアと名古屋駅以外の愛知県を知らない
翌朝は新幹線とミュースカイに乗って中部国際空港へ。EXこだまグリーン早得は良いぞ。
思えば私は愛知県で名古屋駅とセントレア(中部国際空港)以外訪れた事がない。
FLIGHT OF DREAMSに行ってきました
中部国際空港と米ボーイング社の旅客機、Boeing 787 Dreamliner の関係をご存知でしょうか。実は787 は主翼をはじめとした多くのパーツが日本製、多くが愛知県内で生産されているために後述のBoeing 747-400LCF Dreamlifter が中部国際空港に頻繁に飛来する、787 の製造に欠かせない空港なのです。 また、787 のローンチカスタマー、つまりボーイングが787 を製造するきっかけとなった会社はANA であることも日本と787は切っても切れない関係にあるわけです。
そんな事情からか、787の初号機であり飛行試験機であるZA001はその役目を終えた後も長らく中部空港に置かれていました。しかし、2018年8月、このZA001を丸ごと建物に収めた施設、FLIGHT OF DREAMSが中部国際空港島に開館したのです。
建物入って吹き抜けを見るといきなりこんな感じです。すごい。でかい。
この他にも製造工程の紹介や紙ヒコーキを作って飛ばすコーナーなどがあります。あと完全予約制かつ結構お高いのですが787のリアルなシミュレーターを体験できるLUXURY FLIGHTもあります。
Dreamlifterが居た
一通り見学してFLIGHT OF DREAMSを出ると、なんと先述したBoeing 747-400LCF Dreamlifter が居た。しかも主翼を積み込むところです。2~3日に一度程度はセントレアに飛来しているとはいえ運が良い。何しろこのDreamlifter、世界に4機しか存在しません。そして機体記号はN747BC。なんと初号機です。
この日はこんな感じで朝から晩までずっと空港でした。そしてこのままセントレアに宿泊。翌朝セントレア発、ANA086便で羽田へ。(1日1本のみ!)
5日目: 家に着くまでが遠足です。が、その前に整備場に寄ろう
東京に帰って、そのままANAの整備場見学に行ってきました。
偶然に偶然が重なって物凄い密度の旅行になってしまいました。まさかこの日程でANAカードのイベントで整備場見学があって、応募に必要な2000マイルがあって、そして当選してしまうとは。
ということでいっぱい写真撮ってきましたが1枚ずつ掲載許可が必要なので許可いただいた5枚だけ!
これらの写真につきましてWEB等への掲載許可を頂きましたANA広報担当者様ありがとうございます。
ANAのスタッフの皆様のトークショーや質問会もあり楽しかったです。整備場はとある理由により787だらけ。ANAにとっては災難ですが個人的にはすごく嬉しい。
あ、とある理由が気になりますか。始まりは2017年に遡ります。
ANAによると、問題が起きたのはエンジン内にある中圧タービンのニッケル合金製タービンブレード。硫化腐食で生じた亀裂により、1本のブレードで全長の7割にあたる部分が離陸上昇中に破断するトラブルが、今年に入り国際線で2件発生後、国内線でも1件起きた。
ANAの787、エンジン不具合で一部欠航 離陸直後にブレード破断
By Tadayuki YOSHIKAWA
簡単に言ってしまうとロールスロイスの設計不良で大量の787の改修が必要になってしまったためにこの時もまだ何機もの787のエンジンの改修が残っていました。
とまあこんな感じで楽しかったです!おしまい!